つめ

ネイル全般。たまに余談あり。

浮世絵の美

※ネイルのお話ではないので、興味ない方はスルーして下さい。

【大浮世絵展】から半年後。

こちらの記事より。

再び、浮世絵の世界に浸る機会がやってきました。

きっかけは姉からのメールです。
割引券付きチケットを貰ったから、見に行く?と、お誘いを受けました。

当日までワクワクしっ放し。
遠足の前日みたいな気分でした。

「浮世絵の美」と題された今回の展示。
実業家・平木信二氏(故人)が所有していた浮世絵の中から選ばれた作品が中心となっています。
パンフレットには「公開することさえも規制される貴重な国指定品」と記載れていました。

そりゃもう…300年ぐらい経ってますからね(^^;;

↑入り口にはこのようなポスターが貼られています。

ダイナミックな歌舞伎役者の横顔。
絵師・歌川国政が描き上げた「市川鰕蔵(えびぞう)」です。

さて、前述に書いた平木氏ですが、普通の実業家ではありません。
江戸時代に生まれた浮世絵を、海外流出の危機から救った偉大なお方なんです。

この方がいなければ、国内の美術館で浮世絵を鑑賞する事が不可能だったのではないかと思われます。

平木氏が収集した浮世絵の作品は6,000点にも及ぶそうです。
今回はその中から、「重要美術品」と「重要文化財」に指定された145点を展示ということでしたが、実際に目にしてみて、歴史の重みを感じました。

4月に鑑賞した【大浮世絵展】との違いをざっくり説明すると、展示数の差です。大浮世絵展は国内所蔵品プラス、海外の美術館で所蔵されているものも拝借して展示していたので、圧倒的に数が多い。
(※脱線しますが、そういえば、大浮世絵展の入り口付近にあったパネルの説明書きには、「後にも先にも二度とない浮世絵展」という事が書いてあって、今振り返ると多分、主観ではありますが、海外から浮世絵を借りるのは様々なリスクを背負う→輸送中のリスク&金銭的事情など。…があるから、今後二度と開催される事はないと言い切ったんだな、と思いました。)

それに対して【浮世絵の美】は、平木氏所有のものに限られるので、大浮世絵展ほどの規模ではないですが、それでもボリュームありました。
見応え満点◎。

本物に触れる機会もこれで最後かも知れないと思いながら、浮世絵の初期・中期・黄金期・後期の作品を見て回りましたが、やはりまた、写楽の絵の前では立ち止まる時間が長くなってしまいました。(笑)

※黄金期の作品は、浮世絵ブームと言われたほど、後世に名を残した有名な浮世絵師たちが生まれた時代を意味します。喜多川歌麿・東州斎写楽・歌川国芳歌川国政などが描いた美人画、役者絵などが最も人気だったようです。

※後期の作品は、幕末の時代とともに美人画から風景画・花鳥画に流行が変わり、ここで葛飾北斎歌川広重が登場します。
北斎の富士山の絵は展示されていませんでしたが、それでも立ち止まる人の数が多かった印象を受けました。
やはり未だ北斎の人気は、不動なんだなぁと感じます。

ちなみに、「重要文化財」に指定された作品は公開期間が60日と決められているそうです。浮世絵にご興味のある方、是非一度ご鑑賞ください。

【浮世絵の美】
開催期間:10月4日〜11月24日
場所:愛知県岡崎市美術博物館(マインドスケープミュージアム