つめ

ネイル全般。たまに余談あり。

千両役者揃続絵(カブキスター・コレクション)の背景模写

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過去記事こちら↓

俺たちの国芳 わたしの国貞 - ねいるりんぐ・やっほー

浮世絵の展覧会「くにくに展」を見に行ってから、だいぶ時間が経過しましたが、その時に大変心を奪われた作品がありまして、いつか真似してみたいと思ってました。 

 

でも、本物には敵いません。

本物に寄り添えたらいいな、という、ささやかな気持ちの上で作ってみただけですので、

ネイルよりも絵のクオリティにご注目頂ければ幸いです。

 

使用カラー

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左から 

アディクション ゲストリスト(043)

OPI color paints NLP22,26,27.

・Colour alike kind of white s.(スタンピング用)

 

スタンピングプレート

MoYouLondon SUKI 08.

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今回もスタンピング・デカールを作成しました。

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↑マットの上にトップコートを塗り、乾いたら柄をスタンピングします。デカール作成の下地に使うトップコートは、速乾性の低いものを使います。逆に速乾性の高いものを使ってしまうと、剥がす時にバリバリ割れてしまいます。

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↑切り貼りする前の写真。ここから余分なところをハサミで切ります。

 

完成品

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↑浮世絵に描かれている歌舞伎役者の背景を見て頂くとわかりますが、見事なグラデーションになってます。

この作品を肉眼で見た時、浮世絵を摺る工程の中に、色をぼかす技術が既に存在していたのだとわかって、非常に驚いたのを覚えてます。

この絵を見ながら、そう言えば、ネイルにもグラデーションを作るやり方があるなぁ…って思って、なんとなく出来る気がしたんです。

…と言っても簡単ではないですが、 

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↑こんな風にクリアカラーのポリッシュを少量マットの上に出して、メイク用スポンジにとり、爪にポンポン。絵の背景を見ながらピンクとグリーン、ブルーの三色をのせていくやり方です。

デカール作成のために選んだ小花柄は、結構適当に貼ってます…。

 

江戸時代の浮世絵に、グラデーションが取り入れられていたことに喜ぶ人は私だけだと思いますが…笑

それは、ネイルにも通ずる意外な接点だと感じてます。

 

※補足

・歌舞伎役者の絵(役者絵)の写真は全て、くにくに展で購入した公式図録のものです。

 

以下、役者絵のうんちく。

・役者絵が流行り出した理由として、江戸庶民の娯楽だった歌舞伎の人気が高まった事が挙げられますが、その流行に乗る形で、浮世絵師の元に人気歌舞伎役者の絵を描いて欲しいという依頼が大量に来たらしいです。

また、当時は写真がなかったので、役者絵はブロマイド代わりに飛ぶように売れたんだとか。

更に、人気歌舞伎役者の訃報が入ると、浮世絵師は追悼の意を込めて「死絵(しにえ)」というものを描き上げたそうです。